レーシックの手術の流れ

レーシックは角膜の形を変えることにより、視力を回復する手術です。

角膜というのは↓の図にあるように、目の最も前にある層です。

レーシックでは、その角膜にエキシマレーザーと呼ばれる特殊なレーザーを当てて形を変えるわけです。

しかし、角膜の表面は角膜を保護する、保護層で覆われています。
この保護層の上からエキシマレーザーを当てたのでは、効果的な手術はできません。

そのため、この保護層を除去しなければならないのですが、これを除去してしまうと、手術が終わり、麻酔が切れたあとに大変です。
皮膚で言えば、皮を剥いでしまうようなものですから、痛くてたまりません。

そこで、レーシックでは、まず1回カンナのようなもので保護層を剥いで、エキシマレーザーを当てたあとに、その保護層を元に戻します。
なので、手術後、翌日には視力が大幅に向上し、ほとんど痛みもありません。

カンナで保護層を剥いでいるときのイメージ↓

一度、剥いだものをふたをするように戻すのですが、このようにふたの役割を果たす保護層のことを「フラップ」と言います。
フラップを1回剥ぐことを、「フラップを作る」と言い、元に戻すことを「フラップを戻す」と言います。

フラップは↓のようにフタのようなものです。

フラップを作ったら、↓のようにエキシマレーザーを当てます。

そしてフラップを元に戻して、終了です。

一番最初に、目薬による麻酔をするので、痛くありません。