乱視になると、どう見える?
具体的に、写真で示すと、以下のようになります。
(左から順に、正視、近視、遠視、乱視)
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ピンぼけの状態で撮った写真のように映るわけです。
そのため、視力検査でC(ランドルト環)を見たときに、大きさが同じ場合は、どの方向のCでも同じように見えます。
が見えない人は、
も見えません。
どの方向にCが欠けているかは関係ないのです。
一方、乱視になると特定の方向にぼやけて見えるようになります。
左右の横方向にぼやけて見えたり、上下の縦方向にぼやけて見えたりします。
ぼやけ方は人によって違います。
左の写真は左上から右下の方向(斜め方向)にぼけて見えるタイプ、真ん中が左右(横方向)にぼけているタイプ、右が上下(縦方向)にぼけて見えるタイプです。いずれも特定の方向にぼけているのがお分かりいただけると思います。
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そのため、Cがどの方向で欠けているかによって見えるかどうかが異なります。
例えば、縦方向の乱視の人の場合は、
は見えます。
しかし、
は見ることができません。
【 目の仕組み・基礎知識】